森信雄七段指導40周年記念行事ご案内
松下電工歩一会将棋部では、森信雄先生がプロ棋士になられた直後から講師としてお招きし、その後会社名はいろいろ変わっても、森先生には40年間に渡って継続して指導をしていただいています。この度、40周年記念イベントを開催することにしました。
記念イベントのおよその計画が出来上がりましたので、ご連絡します。
記念行事要領
1.日時 平成29年7月1日(土)13:00〜18:00
18:30〜20:30 懇親会
2..場所 パナソニックリゾート大阪
大阪府吹田市青葉丘南10−1
電話番号 06-6877-0111
3.スケジュール(案) 1.切れ負けスイス式トーナメント戦
(希望者による)
2.森七段・山口女流1級による指導対局
(トーナメント不参加者による)
3.山口女流1級との記念対局
(対戦者はトーナメント参加者より抽選)
4.チーム対抗リレー将棋
(詳細は当日発表)
なお、終了後ささやかな懇親会も予定しておりますので、そちらにもご参加ください。
また、宿泊しての将棋三昧も予定していますので、是非宿泊まで参加ください。
4.会費 1.将棋会のみ参加 4,000 円
2.将棋会・懇親会に参加 10,000 円
3.将棋会・懇親会・宿泊参加 15,000 円
5.連絡先
パナソニック?エコソリューションズ社
木村 尚則
栗尾 孝
森信雄七段指導40周年記念行事(報告)
パナソニックリゾート大阪
- 7月1日(土)2日(日)ともに空は快晴
- 今回の40周年記念将棋大会は、近畿のみならず九州や関東からも参加者が集まりました。
- 森先生のご挨拶で、森信雄七段指導40周年記念行事が開催されました。
- 運営は、松下電工歩一会、栗尾さん、木村さん。
- 早く将棋を指したい参加者の熱気に、森先生のご挨拶を忘れそうになったとか
1.切れ負けスイス式トーナメント戦
- 希望者による10分切れ負けスイス式トーナメント戦が開催されました。
- スイス式トーナメントは、同じ勝敗の人同士が次にあたるという、負けても指すことのできるトーナメントです。
- 2位(4勝1敗)の人には「山口絵美菜女流の席上指導対局」名誉の懸賞付です。
- 他にも、森先生、山口先生のお取り計らいで、全員に賞品がでるように、豪華賞品が用意されました。
- 豪華賞品その1: 色紙の数々
- 豪華賞品その2: 「大局観」
- 豪華賞品その3: 山口女流は京大をご卒業とか
- 豪華賞品その4: どういう意味でしょうか
- 豪華賞品その5:
- 豪華賞品その6: 森先生のお弟子さん糸谷先生のタオル
- 豪華賞品その7: これで将棋をいつでもならべられます!
結果:1.切れ負けスイス式トーナメント戦
- 南園さんらなみいる強豪を差し置き、2位(4勝1敗)となったのは、木戸さん!、林さん、加藤さん
- 木戸さん曰く「勝負術」とのことですが勝負術がじゃんけんでも炸裂し、山口先生の指導を受ける権利を得ました。
- 尚、4回戦強豪加藤さんを破り、5回戦で木戸さんを制した脊尾さんが優勝(席上対局の聞き手役)となりました。
2.森七段・山口女流1級による指導対局
- 同時に、トーナメント不参加者による指導対局が行われました。
- 紅一点の井上さんや途中からトーナメントを切り上げた新井さんが森先生のやさしい指導と山口先生の厳しいご指導を受けておりました。
3.山口女流1級との記念対局 (角落ち)
- 準優勝の木戸さん、山口絵美菜先生に角を落として頂くことになりました。
- 上手▲は、角落ち上手の山口先生。初の京都大学卒業棋士とのことです。
- 下手△木戸さんは、純粋な居飛車党。元気のよい棋風が特徴です。
- 関東の職団戦にも参加され、パナソニック2のF級〜B級までの連続昇級に、貢献されておられます。
- 木戸さんは、子供教室の運営協力など、普及にも力を入れておられます。
- 解説は森先生。聞き手は優勝の脊尾さん。下手を先手側において並べています。
- 山口先生の上手とは思えない唐突な攻めに、木戸さん居玉で応戦します。
- 森先生から「・・・魅せる将棋やね。」という静かなお褒めの?言葉がありました。
- 木戸さんの元気のよい指し手に、観客は魅了されて(驚愕して)おります。
- 下手▲9六歩の是非などについて:
- 詳しくは、脊尾さんの解説(今週の詰み筋Vol.9)ページ
- 南園さん、三井さんらを上回り、2位にこぎつけた「勝負術」実らず。
- 図の上側、上手△山口先生の△54桂にて、木戸さんご投了。先生の差し回しに圧倒されてしまいました。
- 棋譜:
4. チーム対抗リレー将棋
- 最後に、脊尾チームvs加藤組で、5:5でのリレー将棋対局が行われました。
- 大盤をつかって、交互に指す(作戦タイムあり)形式でおこなわれました。
- (写真は森先生のブログ「森信雄の写真あれこれ」から拝借させていただきました)
- 駒柱が、4筋をめぐるすさまじい攻防をうかがわせます。
- 結果は、▲加藤チームの勝ちとなりました。
- MVPは、▲8七竜!、(ふわっとした位置に竜を引く渋い好手)を指した杉山さん。
- 森先生からもお褒めの言葉がありました。
- 【思無邪】 思いに曇りがないこと。
- 加藤チーム、山中さん
- 【駑馬十駕】 どばじゅうが
- 才能の乏しい者も、たえず努力すれば、やがて才能のある者と肩を並べることが出来ること。
- 加藤チーム、加藤さん
- 【千変万化】 いろいろさまざまに変化すること。
- 加藤チーム、林社長
- 【破天荒解】 誰もしなかったようなことをすること。
- 脊尾チーム、三井さん
- 【千思万考】 いろいろと考えをめぐらすこと。
- 脊尾チーム、野村さん
- 【煌】きらめき 輝くばかりに美しいこと。
- 脊尾チーム、八木さん
- 【透心】どうよむのでしょうか?
- リレー将棋の棋譜
5. 賞品授与など
- その他参加者全員に、先生の名著、「逃れ将棋」、「詰めろ将棋」などが配られました。
- いつも北門真将棋部を盛り上げて頂いている新井さん、4月に将棋部へ昇格いたしました。
- 全員に参加賞が配られれました。
- 参加賞のほうが豪華(山口先生の握手券)あり
- 九州から来られた南園さん、この日一番の笑顔。
- 閉めの挨拶
懇親会
- 乾杯の挨拶
- 山口先生のきれきれのトーク
- お題は「将棋をやっててよかったこと、つらかったこと」
- 松下電工歩一会(最後の?)マネージャ木村さん(運営ありがとうございました)
- 森先生の故村山先生や糸谷先生についての話に一同大爆笑しておりました。
- 松下電工歩一会を40年間支えてこられた栗尾さん(ありがとうございました)
- 九州から参加の井上さん。森先生の大ファンとのことです。
- 森一門扇子。森先生のお弟子さんの数は、現役の方では最多とのことです。
- 記念集合写真、50周年もやりましょう!
- 懇親会後、宿泊組で深夜まで飲み会(ではなく将棋大会)が開かれました。
- 森先生、山口先生、栗尾さん、木村さん、皆様、ありがとうございました!。
おまけ:翌日(大阪アマ名人戦2日目)
- さて、深夜の飲み会を途中で切り上げて、翌日の大阪アマ名人戦ベスト8に備えた脊尾さんでしたが、
- 関西将棋会館での朝一番の対局で小6の柳瀬君に敗れて感想戦中の写真。脊尾談「柳瀬君は子供将棋教室で最初は8枚落で教えていて、数年前もまだ2枚落でしたので、成長が早くて驚きました。将棋は藤井世代の特徴なのか、深く正確に読んでいてミスが少ない。将棋ソフトと対戦しているような印象でした。もう勝てる気がしませんね。」 柳瀬君はこの後、代表決定戦まで進出。
- 福岡から今回のイベントに参加いただいていた井上さんが藤井四段のクリアファイル片手に1階の売店で並んでおられるのを偶然見つけ、お昼のランチ→関西将棋会館案内ツアーにご招待。将棋界にいろいろと関心を持っていただきました。
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