2017年第38回西日本団体対抗将棋大会

日時：2017年11月12日(日)
場所：大阪府立国際会議場（グランキューブ大阪）
URL：連盟HP

会場写真。朝の開会式の場面です。
恒例の内藤先生のお話（昭和における二大先生の勝負観、人生観)
升田先生「この将棋は先手の勝ち」（道、真理を追究していきたい）、大山先生「どっちを持っても指せる」(人間は間違うもの）
里見(咲)先生の指導対局

A級パナソニックグループ(1) 準優勝！

1軍メンバ
予選ブロックとトーナメント表
パナソニックグループ(1)は、いつものメンバーに加えて、芝田、安武、井上の３名が初参加。パナソニックとしてはベストと言える豪華な陣容で、2011年以来６年ぶりの優勝を目指しました。
予選初戦から、強敵富士通(1)と激突。気合を入れて臨むも、２－３で惜敗。予選突破に向け、後がなくなりましたが、予選２回戦と３回戦はともに４－１で勝って無事、予選通過。ホッと胸をなで下ろしました。
決勝トーナメントの抽選で、「富士通(1)の隣りだけは引くな！」と言って主将荒井を送り出しましたが、結果は見事に富士通(1)と再戦となり、総大将脊尾の逆鱗に触れてしまいました。
初戦敗れているだけに、絶対に負けるわけにはいかない決勝トーナメント１回戦の富士通(1)戦。決死の覚悟で挑み、脊尾、荒井、安武のパナソニック３トップが揃って白星を挙げました。特に安武は接戦の末、残り時間３秒（切れ負け）で相手玉を詰ますという、薄氷の勝利でした。
西日本４連覇中の富士通(1)を沈めた後、準決勝の京都市役所戦を４－１で快勝し、いよいよ６年ぶり西日本制覇への期待が高まります。

決勝戦は鳥取県庁と。若手中心のフレッシュなチームです。荒井の勝利に続き、脊尾が必敗形の将棋を大逆転勝ちしましたが、残り３つを敗れ、優勝ならず。若手のエース安武が今回は２－４で大ブレーキ。午前中に３連勝して、「井上さんの応援のお陰で角一枚強くなった」と豪語していた加藤も、午後は急失速。２週間後の東京職域団体戦および来期の雪辱を誓いました。

パナソニックグループ(1)の対局結果（A級準優勝）
回戦	相手チーム	大将	副将	三将	四将	五将	勝負
A級予選 1回戦	富士通(1)	芝田 ● 足立	脊尾 ● 中治	安武 ● 赤畠	荒井 ○ 濱	加藤 ○ 広瀬	2 - 3 ●
A級予選 2回戦	西日本民医連	安武 ●	加藤 ○	荒井 ○	脊尾 ○	芝田 ○	4 - 1 ○
A級予選 3回戦	関西電力	芝田 ○ 中澤	荒井 ● 内藤	脊尾 ○ 藤尾	安武 ○ 寺村	加藤 ○ 川﨑	4 - 1 ○
A級決勝 1回戦	富士通(1)	脊尾 ○ 足立	芝田 ● 赤畠	荒井 ○ 広瀬	安武 ○ 中治	加藤 ● 濱	3 - 2 ○
A級決勝準決勝	京都市役所	加藤 ○ 服部	脊尾 ○ 井上	安武 ● 岩崎	荒井 ○ 奥山	芝田 ○ 津嶋	4 - 1 ○
A級決勝決勝	鳥取県庁	脊尾 ○ 小須田	芝田 ● 松本公	安武 ● 山内	荒井 ○ 松本英	加藤 ● 有岡	2 - 3 ●

名前	勝負	通算
(1)脊尾	●○○○○○	5-1
(1)荒井	○○●○○○	5-1
(1)加藤	○○○●○●	4-2
(1)芝田	●○○●○●	3-3
(1)安武	●●○○●●	2-4
(1)井上	――――――	0-0

A級(その2) パナソニックグループ(2) 予選通過、決勝Ｔ１回戦敗退(ベスト8)

2軍メンバ
パナソニックグループの２軍とはいえ、前回Ａクラスで予選突破したメンバーをほぼそのまま踏襲しています。今回は決勝でのパナソニック対決を目標に、気合を入れて臨みました。
予選２回戦で住友化学グループに２－３で敗れたものの、３回戦で広島県庁に４－１で快勝し、何とか予選突破を果たしました。
決勝トーナメント１回戦は村田製作所と対戦。富士通(1)を引いてしまったパナソニックグループ(1)を尻目に、決勝戦進出への期待が高まります。
村田製作所戦は、大将の林と副将の栗尾が勝利しましたが、下の３名が敗れて、２－３で惜しくも敗退。決勝でのパナソニック対決の夢は来年へ持ち越しとなりました。
栗尾は前年の西日本大会に続いて、今回も４連勝。主将としての責任を果たしました。その一方で、昨年は４－０だった南園は今回１－３と不振でした。後述の本日の局面（その２）をご覧ください。

パナソニックグループ(2)の対局結果（A級ベスト8）
回戦	相手チーム	大将	副将	三将	四将	五将	勝負
Ａ級予選 1回戦	島津製作所	宮田 ●	南園 ●	林 ○	渡辺 ○	栗尾 ○	3 - 2 ○
Ａ級予選 2回戦	住友化学グループ	宮田 ●	南園 ●	林 ●	渡辺 ○	栗尾 ○	2 - 3 ●
Ａ級予選 3回戦	広島県庁	林 ●	栗尾 ○	渡辺 ○	南園 ○	宮田 ○	4 - 1 ○
Ａ級決勝決勝1回戦	村田製作所	林 ○	栗尾 ○	渡辺 ●	南園 ●	宮田 ●	2 - 3 ●

名前	勝負	通算
(2)栗尾	○○○○	4-0 (通算8連勝)
(2) 林	○●●○	2-2
(2)渡辺	○○○●	3-1
(2)南園	●●○●	1-3
(2)宮田	●●○●	1-3

C級パナソニックグループ③ 予選通過、決勝Ｔ１回戦敗退(ベスト8)

3軍メンバ
本来A級で参加されても問題ない三井さん、三浦さん、実績のある青山さん、若手メンバ加え優勝が約束されたはずでしたが・・・
予選１回戦の三菱重工神船戦で、上の４人が負けて１－４、出鼻をくじかれた格好です。予選突破ににわかに暗雲が漂いました。
気を取り直して、予選２回戦のコープこうべ戦、３回戦の西宮市役所にそれぞれ３－２で辛勝し、何とか予選突破を果たしました。
決勝トーナメント１回戦の相手はカネカ。三井と小野は勝利したものの、残りの３名が敗れ、惜しくも２－３で敗退。対戦相手のカネカはその後、決勝トーナメントを勝ち上がり優勝を果たしただけに、あと１勝していればあわよくば、、というところでした。

大将の三井と四将の辻本は３－１と好成績でしたが、職域団体戦常連のベテラン三浦は今回４連敗と絶不調でした。また、青山は寝坊で午前中不在だった上に、唯一出場したカネカ戦では黒星。期待されたこの２名の誤算が敗因と言えるでしょう。

パナソニックグループ(3)の対局結果 (C級ベスト8)
回戦	相手チーム	大将	副将	三将	四将	五将	勝負
C級予選 1回戦	三菱重工神船	三井 ●	三浦 ●	小野 ●	辻本 ●	後藤 ○	1 - 4 ●
C級予選 2回戦	コープこうべ	三井 ○	三浦 ●	小野 ●	辻本 ○	後藤 ○	3 - 2 ○
C級予選 3回戦	西宮市役所	三井 ○	三浦 ●	小野 ○	辻本 ○	後藤 ●	3 - 2 ○
C級本戦 1回戦	カネカ	三井 ○	青山 ●	三浦 ●	小野 ○	後藤 ●	2 - 3 ●