2017年 秋 第112回職域団体対抗将棋大会
- 日時:2017年 11月 23日(祝・木)
- 場所:東京体育館(千駄ヶ谷駅)
- 連盟HP

東京体育館写真

森内会長の挨拶

「必勝祈願グッズ」 効果の程は如何に?
左: 博多銘菓 辛子めんたい風味「めんべい」 勝負必勝 「かつお」味 (井上さんの福岡土産)
右: 大会会場近くの鳩森神社で買った勝利祈願の「王手守」 (相手の王手から守る意味) 500円
A級 パナソニック ベスト16 (決勝3回戦敗退, ベスト8ならず)
パナソニック(1)の対局結果 A級
回戦 |
相手チーム |
大将 |
副将 |
三将 |
四将 |
五将 |
勝負 |
A級
本戦1回戦 |
富士ゼロックス |
脊尾
〇 |
加藤
● |
渡辺
〇 |
南園
〇 |
安武
〇 |
4 - 1
〇 |
A級本戦2回戦
ベスト16へ |
日本HP |
脊尾
〇 |
安武
〇 |
加藤
〇 |
南園
〇 |
渡辺
〇 |
5 - 0
〇 |
A級本戦3回戦
ベスト8ならず |
日本システムウェア |
加藤
● |
南園
● |
脊尾
〇 |
渡辺
● |
安武
〇 |
2 - 3
● |
- 今回は、荒井さん、芝田さん不在のメンバ。いい意味の緊張感が走りました。
今回の1軍メンバ
- ジュポンにあたることが分かっていたので「負けて慰安戦に進んだ方が良いのではないか?」という説も走りましたが・・・
- 1回戦、富士ゼロックス戦、各自将棋が始まるとどうしても本気を出してしまい、4−1快勝。加藤さんは横歩取り研究手を受け敗退。
- 2回戦日本ヒューレットパッカード戦は、安武さんオーダーがちょうどよくはまり、5−0勝ち。
- これで数年ぶりに本戦2回戦突破し、ベスト16は立派です。
- 昼休みになり、(少し緩んだのか)「対戦相手は樋木酒造(2)」という誤報が安武さんに伝わりました。
- 3回戦、実際の相手は日本システムウェア。
- 脊尾さんと安武さんを下位にまわす、樋木酒造(2)向けのオーダーを組んでいたため、安武さんの意図していていない戦いに。
- 結果は、予定通り?脊尾さん安武さん以外の3人が負けるという展開で、2−3負け。またしてもS級昇級の夢はかないませんでした。
名前 |
勝負 |
通算 |
脊尾 |
○○○ |
3-0 |
安武 |
○○○ |
3-0 (17-1) |
加藤 |
●○● |
1-2 |
南園 |
○○● |
2-1 |
渡辺 |
○○● |
2-1 |
井上 |
−−− |
0-0 |
本日の局面(その1. トーナメント2回戦対日本ヒューレットパッカード戦)
- 四将戦から。▲日本ヒューレットパッカード-△パナソニック南園戦。図は、先手後手逆となっています。
- 攻めで面白い手順を発見したので紹介したい。左図は、雁木から攻めまくっているところ。相手の▲66角にどう指しますか?

- △76歩 ▲同玉 △75銀 で右図の局面。△75銀が強烈!
- 右図から、▲同玉には △72飛 ▲85玉 △66角 ▲同角 △67角で詰み。優勢な局面から
順当に勝ちを収めた。
本日の局面(その2. トーナメント3回戦対日本システムウェア戦) 南園さん自戦解説
- 副将戦から。▲パナソニック南園-△日本システムウェア戦。
- 40手目の図は、この将棋の序盤戦。相穴熊戦の定跡形である。実は、この戦型を選んだのを後悔することになる。
というのも、相手の得意戦法にはまったようなのだ。
- 先の局面より、51手目の図となる。 定跡では、先手(南園)優位。 飛車先を突破し、自分もそのように形勢判断していた。
そこまでは良かったのだが、相穴熊戦は、独特な形勢判断があり、その経験値が重要と思い知るのである。
- 51手目の図から、△46馬 ▲12と △33桂 ▲21飛成 △45桂で56手目の図となる。△33桂から△45桂が、桂馬が成れて
いけば龍を作られても指せる、という主張である。 指し慣れている感じがして嫌な予感がしたのである。激指評価:先手(南園)優位+606

- 56手目の局面より、実戦の手順は、 ▲86香 △61香 ▲41龍 △56馬 で60手目の局面。▲41龍とは? △57桂馬を牽制かつ金を狙った手
で感覚は悪くなかった。(激指も推奨していた) しかし、その前に香車を打ち合ったのが問題だった。当然、後手は△56馬。これがのちの△66歩を狙い
絶好の位置になったのである。激指評価:互角。
- もし、香車の打ち合いがなければ、同様に進めると △56馬に対して▲59香があるのである。
よって、先の図の正解は単に▲41龍が正解。 (激指推奨) ▲41龍ではっきり良くなるわけでないが、相手の手を
正確に牽制している。私の感覚は悪くなかったが、 細かい配慮を欠いた。(香車の打ち合いをして
しまったこと) そして、相穴熊戦はこの細やかさを欠き差がつくと 極地戦なので、差は縮まらず、差が付く一方
となるのである。感覚が、経験値が大切なのである。

- 局面は進み、70手目の局面。ついに△66歩がきた。しっかり、成桂 も作られている。
その間、必死に手作りをして図で▲44歩とするが、 2手負けている感じである。
打ち上げ
- 打ち上げ(1次会)は、千駄ヶ谷近く「山内農場」で行われました。反省の弁:
- 加藤さん: 飛車先を突破しても相手玉が寄らないことに気が付かなかった点を反省されておりました。
- 南園さん: 実戦経験の少ない相穴熊になってしまったことを悔やまれておりました。
- 渡辺さん: 厚みの将棋を指すべきところ自玉が薄い状態で、自ら忙しい展開にしてしまった点を反省しておりました。
- その後、場所を新宿に変えて2次会。
- ↓写真は、カラオケボックスで熱唱する加藤さん。・・・来年こそは、将棋の方も期待しております。
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