2018年 第39回西日本団体対抗将棋大会

    パナソニックグループ@(Aクラス) : 荒井、安武、加藤、阪口、脊尾
    パナソニックグループA(Aクラス) : 南園、栗尾、三井、斎藤、林
    パナソニックグループB(Cクラス) : 木戸、三浦、辻本、小野、後藤、長沼






いよいよ試合当日、朝の開会式です


A級 パナソニックグループ@ 予選通過、決勝T準決勝で日本生命に敗退 (3位)

パナソニックグループ@の対局結果 (A級3位)
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
A級予選
1回戦
鳥取県庁 荒井
阪口
脊尾
加藤
安武
4 - 1
A級予選
2回戦
高知市役所A 加藤
脊尾
荒井
阪口
安武
4 - 1
A級予選
3回戦
村田製作所 脊尾
荒井
安武
加藤
阪口
5 - 0
A級決勝
1回戦
神戸市役所A 阪口
安武
脊尾
荒井
加藤
4 - 1
A級決勝
準決勝
日本生命 安武
脊尾
荒井
加藤
阪口
2 - 3

名前 勝負 通算
安武 ○○○○○ 5-0
阪口 ○○○●○ 4-1
脊尾 ○○○○● 4-1
荒井 ○●○○● 3-2
加藤 ●○○○● 3-2


A級 パナソニックグループA 予選通過、決勝T準決勝で鳥取県庁に敗退 (3位)

パナソニックグループAの対局結果 (A級3位)
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
A級予選
1回戦
広島市役所 南園

三井
栗尾
斎藤
3 - 2
A級予選
2回戦
日本生命 南園

斎藤
栗尾
三井
1 - 4
A級予選
3回戦
関西電力 南園

三井
斎藤
栗尾
4 - 1
A級決勝
1回戦
西日本民医連 南園
栗尾

三井
斎藤
4 - 1
A級決勝
準決勝
鳥取県庁 南園
栗尾

三井
斎藤
1 - 4

名前 勝負 通算
南園 ○○○○○ 5-0
三井 ○●○○● 3-2
○●●○● 2-3
斎藤 ●●○○● 2-3
栗尾 ●●○●● 1-4


C級 パナソニックグループB 予選通過、決勝トーナメント1回戦で敗退

パナソニックグループBの対局結果 (C級ベスト16)
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
C級予選
1回戦
三菱電機神戸 後藤
三浦
辻本
小野
長沼
3 - 2
C級予選
2回戦
高槻市役所王将会 木戸
辻本
小野
後藤
長沼
4 - 1
C級決勝
1回戦
不動テトラ 辻本
三浦
木戸
小野
後藤
1 - 4

名前 勝負 通算
小野 ○○○ 3-0
長沼 ○○― 2-0
辻本 ○○● 2-1
後藤 ●○● 1-2
木戸 ―●● 0-2
三浦 ●―● 0-2


大会終了後

南園さん(A級で今回5連勝)の自戦解説

南園さんからもらったレポートは力作だったのですが、あまりに超大作すぎて長いので、ここではダイジェスト版を掲載します。


【第1問】 予選リーグ1回戦 対広島市役所 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園8分 相手8分 というところ
局面は、私が攻めまくっていて、25桂馬の王手に相手が▲48玉 と逃げたところ。 ここで、ほぼ決め手と思える手が出るのである。 さて、次の一手は? *図は、先後逆となっています。



【第2問】 予選リーグ2回戦 対日本生命 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園15分 相手15分 というところ
居飛車穴熊から理想的な仕掛けを得たところ。 この後の展開を読んでみてください。軽い仕掛けなので、 切れてしまわないようにしたい。



【第3問】 予選リーグ3回戦 対関西電力 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園15分 相手18分 というところ
図を見てほしい。角交換から、石田流浮き飛車に構えられた ところ。こちらは、位をとってはいるが、動けない状態。 正直言って、全くの作戦負けである。この戦型で、このように 組んではいけない見本である。 このような局面に陥った時に、どのように進めていきま しょうか? *局面は、先後、逆に表示しています。



【第4問】 決勝トーナメント1回戦 対西日本民医連 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園5分 相手5分 というところ
混戦状態。ここで驚きの手が出るのである。 激戦の中、手がかってに動いた?(最善手を指せたというわけ ではありません)



【第5問】 決勝トーナメント1回戦 対西日本民医連 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園1分 相手45秒 というところ
先の将棋の続きである。 ▲62金▲63馬▲73金の重複を見てほしい。このような重い攻め を行っているので、図のような局面を迎えるのである。 ただし、幸運にも勝ちは残っていたが・・・。切迫した時間の中 指すのをためらうこともできない・・・。



【第6問】 決勝トーナメント2回戦 対鳥取県庁 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園1分30秒 相手1分 というところ
時計の叩き合いである。はっきり言って、お互いに悪手の オンパレードだったが、負けられないのである。 勝負は、「勝ちへの執念、闘志、負けたくない気持ち、反射神経」 によるといった状況となっている。 局面は、▲55角と龍に当ててきた角を取ったところである。 相手は、龍をすぐに取らないで、先に王手で金を取ってきた。 ん? なんか局面に違和感は無いか? 私の指し手は、当然・・・。



【第7問】 決勝トーナメント2回戦 対鳥取県庁 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園25秒 相手15秒 というところ
先の将棋が、まだ続いていた。 局面は、相手が63の角を金で取ったところ。 うん? また、何かおかしくないか? さて、私の指し手は?


  
【第1問の解答】 △55香打ち
△55香打ちが相手の馬道も消して、この一手と思った。 次に△28桂馬成が厳しい。 後手(南園)優位+1192(激指し14) *激指しの推奨手もこれが1番だった。うれしい。
先の局面より ▲39銀 △28銀 ▲58と金 △39銀成らず ▲同金 △69銀打ち ▲59香車 △58銀成り ▲同香車 △68金打ち ▲49銀打ち △67金 で図の局面(▲投了)
▲39銀打ち △28銀から相手の左辺を壁にして 今度は、△69銀打ちから金をとり△68金から△67金 で図の局面で57の地点の受けがないという寸法。 私にしては、割とテクニカルな攻めが決まってうれしい? 後手(南園)優位+3876(激指し14)


  
【第2問の解答】 右桂を捌いて理想的な展開
問題図の局面より 局面は進み、左図となる。相手の方は、途中、手を抜きすぎた。今度こそ、穴熊の理想的な展開となったのである。 この後、私、快勝! 後手(南園)優位+985(激指し14)
<検討(参考)>
先の▲45歩の仕掛けで、穴熊側良くなるはずと思い 激指し先生で検討する。 後手△45同歩の場合は、▲65歩から角の覗き(▲77角) を基調に指しまわし、右図のように落ち着く模様。 互角(激指し14) *激指しは互角だが、振り飛車側の陣形が乱れているので 穴熊側が勝ち易いと思う。



【第3問の解答】 △44銀右
△44銀右 ▲86歩 △同歩 ▲85歩 △74飛車 ▲86飛車 △75角 ▲76飛車 △57角成 ▲74飛車 △同歩 ▲82飛車
で図の局面。動けないときは、じっと我慢である。職団戦なのである。 気持ちは切らさないのである。我慢、我慢、我慢。 すると、相手の方は▲86歩から動いてきた。これは、 ありがたかった。△75角からの反撃があったからである。 ▲58銀引きを入れてからの動きだったら、手も足もでなかったろう。 後手(南園)優位+400(激指し14)



【第4問の解答】 ▲62銀
図の局面で、私の指し手は▲62銀・・・。良く見て欲しい ただなのだ。これはどういう意味? ▲62銀は、玉を危険地帯におびき寄せて攻めを早くする手筋 のようにも見える。ところが、実際は53に馬がいて紐がついていると勘違いして打ったのである。 九州大会の時もあったが、勘違いというかボケてきているんじゃないだろうか? うーん。 激指し先生によると図で、▲61銀と王手してしまいなさいとのこと。それで、飛車を取ってしまい勝ちとのこと。一路の違いが大きな違いだ。(大きなお世話じゃ)
▲62銀打ち→互角(激指し14)  ▲61銀打ち→先手(南園)優位+774 あーあ。



【第5問の解答】 ▲82銀打ち
▲82銀打ちがあったのである。発見は王手なので容易。 この手が残っていたのは、勝負を捨てない気持ちがあったからだと思う。
先手(南園)勝勢+50000(激指し14)



【第6問の解答】 △32同玉
▲32成銀が悪手というか、将棋を終わらせている手なのだが・・・。 評価不能(激指し14)
*「異常な局面で評価不能」と表示が出ました。ソフトも分からない局面があるとは・・・驚きである。ちゃんちゃん。
先の局面より、私は王手見逃しに気づかず、△32同玉と指して 将棋は続いた。そして・・・、 時間:相手:19秒 南園:25秒 で問題の局面2が出現するのである。



【第7問の解答】 △7五馬
今度は、私は相手の玉を取った!拝んで・・・取った! 拝み取りである。「波阿弥陀仏・・・」                           全くすさまじい将棋だった。あきらめないもここまでくると極限である。 再び言いたい。職団戦なのである。共に戦っている仲間がいるのである。簡単には、負けられない!


結局、パナAは、1勝4敗で鳥取県庁に敗れた。残念だが、一歩前進である。まだまだ、強くなる楽しみを 残したと考えればいい。 私個人は、大将で5戦全勝!胸を張りたいところだが、将棋の内容はレポートの通りである。しかし、チーム を思い1局1局を頑張り、あきらめず勝利をたぐり寄せたことは胸を張りたい。頑張ったぞーい! 残念だったのは、パナ@も準決勝で負けてしまったこと。3位決定戦はなかったので、パナ@Aで3位である。 (3位決定戦がなくて良かった。パナ@Aで3位決定戦など盛りがらないこと間違いなかった)


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