パナソニックグループ@(Aクラス) : 荒井、安武、加藤、阪口、脊尾
パナソニックグループA(Aクラス) : 南園、栗尾、三井、斎藤、林
パナソニックグループB(Cクラス) : 木戸、三浦、辻本、小野、後藤、長沼
■左の写真は、決勝トーナメント1回戦の神戸市役所との対戦。大将(奥)から順に、阪口、安武、脊尾、荒井、加藤です。選手の後ろで観戦している女性は、パナソニックの新戦力、新入社員の川口さんです。
■右の写真は、決勝トーナメント準決勝の日本生命との対局です。この対戦で2勝3敗で敗れて、昨年(準優勝)のリベンジの夢はここで消え、3位となりました。
回戦 | 相手チーム | 大将 | 副将 | 三将 | 四将 | 五将 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A級予選 1回戦 |
鳥取県庁 | 荒井 ○ |
阪口 ○ |
脊尾 ○ |
加藤 ● |
安武 ○ |
4 - 1 ○ |
A級予選 2回戦 |
高知市役所A | 加藤 ○ |
脊尾 ○ |
荒井 ● |
阪口 ○ |
安武 ○ |
4 - 1 ○ |
A級予選 3回戦 |
村田製作所 | 脊尾 ○ |
荒井 ○ |
安武 ○ |
加藤 ○ |
阪口 ○ |
5 - 0 ○ |
A級決勝 1回戦 |
神戸市役所A | 阪口 ● |
安武 ○ |
脊尾 ○ |
荒井 ○ |
加藤 ○ |
4 - 1 ○ |
A級決勝 準決勝 |
日本生命 | 安武 ○ |
脊尾 ● |
荒井 ● |
加藤 ● |
阪口 ○ |
2 - 3 ● |
名前 | 勝負 | 通算 |
---|---|---|
安武 | ○○○○○ | 5-0 |
阪口 | ○○○●○ | 4-1 |
脊尾 | ○○○○● | 4-1 |
荒井 | ○●○○● | 3-2 |
加藤 | ●○○○● | 3-2 |
■左の写真は、決勝トーナメント1回戦の西日本民医連戦です。大将(手前)から順に、南園、栗尾、林、三井、斎藤です。
■右の写真は、決勝トーナメント準決勝の鳥取県庁との対局です。写真中央で対局中の南園さん、苦戦の将棋でしたが、最後は残り時間20数秒の中で、相手の玉を取り上げて(詰ましたのではなくて、相手が自玉への王手に気付かずに無視した反則で)勝利しました。
回戦 | 相手チーム | 大将 | 副将 | 三将 | 四将 | 五将 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A級予選 1回戦 |
広島市役所 | 南園 ○ |
林 ○ |
三井 ○ |
栗尾 ● |
斎藤 ● |
3 - 2 ○ |
A級予選 2回戦 |
日本生命 | 南園 ○ |
林 ● |
斎藤 ● |
栗尾 ● |
三井 ● |
1 - 4 ● |
A級予選 3回戦 |
関西電力 | 南園 ○ |
林 ● |
三井 ○ |
斎藤 ○ |
栗尾 ○ |
4 - 1 ○ |
A級決勝 1回戦 |
西日本民医連 | 南園 ○ |
栗尾 ● |
林 ○ |
三井 ○ |
斎藤 ○ |
4 - 1 ● |
A級決勝 準決勝 |
鳥取県庁 | 南園 ○ |
栗尾 ● |
林 ● |
三井 ● |
斎藤 ● |
1 - 4 ● |
名前 | 勝負 | 通算 |
---|---|---|
南園 | ○○○○○ | 5-0 |
三井 | ○●○○● | 3-2 |
林 | ○●●○● | 2-3 |
斎藤 | ●●○○● | 2-3 |
栗尾 | ●●○●● | 1-4 |
■左の写真は、決勝トーナメント1回戦の不動テトラとの対局です。大将(奥)から順に、辻本、三浦、木戸、小野、後藤です。右の写真は、同じ対局を反対側から映しています。
回戦 | 相手チーム | 大将 | 副将 | 三将 | 四将 | 五将 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C級予選 1回戦 |
三菱電機神戸 | 後藤 ● |
三浦 ● |
辻本 ○ |
小野 ○ |
長沼 ○ |
3 - 2 ○ |
C級予選 2回戦 |
高槻市役所王将会 | 木戸 ● |
辻本 ○ |
小野 ○ |
後藤 ○ |
長沼 ○ |
4 - 1 ○ |
C級決勝 1回戦 |
不動テトラ | 辻本 ● |
三浦 ● |
木戸 ● |
小野 ○ |
後藤 ● |
1 - 4 ● |
名前 | 勝負 | 通算 |
---|---|---|
小野 | ○○○ | 3-0 |
長沼 | ○○― | 2-0 |
辻本 | ○○● | 2-1 |
後藤 | ●○● | 1-2 |
木戸 | ―●● | 0-2 |
三浦 | ●―● | 0-2 |
パナソニックグループ@
パナソニックグループA
パナソニックグループB
A級3位の賞状
南園さんからもらったレポートは力作だったのですが、あまりに超大作すぎて長いので、ここではダイジェスト版を掲載します。
【第1問】 予選リーグ1回戦 対広島市役所 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園8分 相手8分 というところ
局面は、私が攻めまくっていて、25桂馬の王手に相手が▲48玉 と逃げたところ。 ここで、ほぼ決め手と思える手が出るのである。 さて、次の一手は? *図は、先後逆となっています。
【第2問】 予選リーグ2回戦 対日本生命 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園15分 相手15分 というところ
居飛車穴熊から理想的な仕掛けを得たところ。 この後の展開を読んでみてください。軽い仕掛けなので、 切れてしまわないようにしたい。
【第3問】 予選リーグ3回戦 対関西電力 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園15分 相手18分 というところ
図を見てほしい。角交換から、石田流浮き飛車に構えられた ところ。こちらは、位をとってはいるが、動けない状態。
正直言って、全くの作戦負けである。この戦型で、このように 組んではいけない見本である。
このような局面に陥った時に、どのように進めていきま しょうか? *局面は、先後、逆に表示しています。
【第4問】 決勝トーナメント1回戦 対西日本民医連 大将戦 25分切れ負け
持ち時間:南園5分 相手5分 というところ
混戦状態。ここで驚きの手が出るのである。 激戦の中、手がかってに動いた?(最善手を指せたというわけ
ではありません)
【第5問】 決勝トーナメント1回戦 対西日本民医連 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園1分 相手45秒 というところ
先の将棋の続きである。 ▲62金▲63馬▲73金の重複を見てほしい。このような重い攻め
を行っているので、図のような局面を迎えるのである。 ただし、幸運にも勝ちは残っていたが・・・。切迫した時間の中
指すのをためらうこともできない・・・。
【第6問】 決勝トーナメント2回戦 対鳥取県庁 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園1分30秒 相手1分 というところ
時計の叩き合いである。はっきり言って、お互いに悪手の オンパレードだったが、負けられないのである。 勝負は、「勝ちへの執念、闘志、負けたくない気持ち、反射神経」 によるといった状況となっている。 局面は、▲55角と龍に当ててきた角を取ったところである。 相手は、龍をすぐに取らないで、先に王手で金を取ってきた。 ん? なんか局面に違和感は無いか? 私の指し手は、当然・・・。
【第7問】 決勝トーナメント2回戦 対鳥取県庁 大将戦 25分切れ負け 持ち時間:南園25秒 相手15秒 というところ
先の将棋が、まだ続いていた。 局面は、相手が63の角を金で取ったところ。 うん? また、何かおかしくないか? さて、私の指し手は?
【第1問の解答】 △55香打ち
△55香打ちが相手の馬道も消して、この一手と思った。 次に△28桂馬成が厳しい。
後手(南園)優位+1192(激指し14) *激指しの推奨手もこれが1番だった。うれしい。
先の局面より ▲39銀 △28銀 ▲58と金 △39銀成らず ▲同金 △69銀打ち ▲59香車 △58銀成り ▲同香車 △68金打ち ▲49銀打ち △67金 で図の局面(▲投了)
▲39銀打ち △28銀から相手の左辺を壁にして 今度は、△69銀打ちから金をとり△68金から△67金
で図の局面で57の地点の受けがないという寸法。 私にしては、割とテクニカルな攻めが決まってうれしい?
後手(南園)優位+3876(激指し14)
【第2問の解答】 右桂を捌いて理想的な展開
問題図の局面より 局面は進み、左図となる。相手の方は、途中、手を抜きすぎた。今度こそ、穴熊の理想的な展開となったのである。
この後、私、快勝! 後手(南園)優位+985(激指し14)
<検討(参考)>
先の▲45歩の仕掛けで、穴熊側良くなるはずと思い 激指し先生で検討する。 後手△45同歩の場合は、▲65歩から角の覗き(▲77角)
を基調に指しまわし、右図のように落ち着く模様。 互角(激指し14) *激指しは互角だが、振り飛車側の陣形が乱れているので
穴熊側が勝ち易いと思う。
【第3問の解答】 △44銀右
△44銀右 ▲86歩 △同歩 ▲85歩 △74飛車 ▲86飛車 △75角 ▲76飛車 △57角成 ▲74飛車
△同歩 ▲82飛車
で図の局面。動けないときは、じっと我慢である。職団戦なのである。 気持ちは切らさないのである。我慢、我慢、我慢。 すると、相手の方は▲86歩から動いてきた。これは、 ありがたかった。△75角からの反撃があったからである。 ▲58銀引きを入れてからの動きだったら、手も足もでなかったろう。 後手(南園)優位+400(激指し14)
【第4問の解答】 ▲62銀
図の局面で、私の指し手は▲62銀・・・。良く見て欲しい ただなのだ。これはどういう意味?
▲62銀は、玉を危険地帯におびき寄せて攻めを早くする手筋 のようにも見える。ところが、実際は53に馬がいて紐がついていると勘違いして打ったのである。
九州大会の時もあったが、勘違いというかボケてきているんじゃないだろうか? うーん。
激指し先生によると図で、▲61銀と王手してしまいなさいとのこと。それで、飛車を取ってしまい勝ちとのこと。一路の違いが大きな違いだ。(大きなお世話じゃ)
▲62銀打ち→互角(激指し14) ▲61銀打ち→先手(南園)優位+774 あーあ。
【第5問の解答】 ▲82銀打ち
▲82銀打ちがあったのである。発見は王手なので容易。 この手が残っていたのは、勝負を捨てない気持ちがあったからだと思う。
先手(南園)勝勢+50000(激指し14)
【第6問の解答】 △32同玉
▲32成銀が悪手というか、将棋を終わらせている手なのだが・・・。 評価不能(激指し14)
*「異常な局面で評価不能」と表示が出ました。ソフトも分からない局面があるとは・・・驚きである。ちゃんちゃん。
先の局面より、私は王手見逃しに気づかず、△32同玉と指して 将棋は続いた。そして・・・、
時間:相手:19秒 南園:25秒 で問題の局面2が出現するのである。
【第7問の解答】 △7五馬
今度は、私は相手の玉を取った!拝んで・・・取った! 拝み取りである。「波阿弥陀仏・・・」 全くすさまじい将棋だった。あきらめないもここまでくると極限である。 再び言いたい。職団戦なのである。共に戦っている仲間がいるのである。簡単には、負けられない!
結局、パナAは、1勝4敗で鳥取県庁に敗れた。残念だが、一歩前進である。まだまだ、強くなる楽しみを
残したと考えればいい。 私個人は、大将で5戦全勝!胸を張りたいところだが、将棋の内容はレポートの通りである。しかし、チーム
を思い1局1局を頑張り、あきらめず勝利をたぐり寄せたことは胸を張りたい。頑張ったぞーい!
残念だったのは、パナ@も準決勝で負けてしまったこと。3位決定戦はなかったので、パナ@Aで3位である。
(3位決定戦がなくて良かった。パナ@Aで3位決定戦など盛りがらないこと間違いなかった)