2019年 第26回九州職域団体対抗将棋大会(9/16)

2019年九州職団戦 パナソニック社内選考会




[九州職団戦] 大会会場の様子



 

[パナソニックA] A級優勝!2連覇達成

 

 

[パナソニックBとパナソニックC]

 

[大会終了後] パナソニックメンバーの集合写真


南園さんの自戦解説 【次の一手編】

恒例の局面集である。九州職団戦の3将で対局しているイメージで、次の一手を考えてみてください。 私も全て最善手を指せたわけでないが、団体戦という負けられない対局で、その局面でどのように考えて指したか を記載しています。(激指し推奨手を最善として、人間(南園)の思考との違いも見てみてください。) 5局指して、全勝という望外の成績だったが、いつもながら楽な将棋は無かった。特に4局目は大必敗に陥り、 最終局面も負けていた。では、どうやって勝ったのか?レポートをお読みください。

※本編(解答集)は、こちらからダウンロードしてください。 本編1 本編2 (ファイルサイズの関係で分割しています。)
  必ず、自分なりに次の一手を考えてから、答えを見てくださいね。

 

第1問 【A級リーグ1回戦 対TOTO本社 三将戦 30分切れ負け】 77手目▲6三馬まで
持ち時間:南園15分 相手15分 というところ 終盤の入り口、優位に進めている。 ただし、まだ、スマッシュを打てる状況ではない。 ここでは、どのような方針で進めていきましょうか? 今日一日の出だしを決める大事な初戦である。 後手(南園)優位+1506(激指し14) *図は、先後逆となっています。

第2問 【A級リーグ2回戦 対QTnet 三将戦 30分切れ負け】 97手目▲6八同金まで
持ち時間:南園12分 相手10分 というところ この将棋も中盤の押し合いで優位に立ち、どう決めるか という場面。 分かりやすい気持ちの良い手がありますね。 *局面は、先後、逆に表示しています。

第3問 【A級リーグ3回戦 対九州電力 三将戦 30分切れ負け】 95手目▲4七同金まで
持ち時間:南園10分 相手8分 というところ この将棋も中盤の折衝で優位に立ち、どのように寄せるか というところ。 自陣は馬付きのブロックがあり安泰、確実な攻めでよさそうだが、 油断すると先手(相手)からも▲44歩や▲34桂打ちがある。 対局中、そのような相手からの手がちらちら見え、焦った 思いがあります。どう指しましょう。 *局面は、先後、逆に表示しています。


第4問 【A級リーグ4回戦 対TOTO将棋会 三将戦 30分切れ負け】 117手目▲5八玉まで
持ち時間:南園8分 相手3分 というところ 急戦矢倉の終盤。途中、決め手を逃し混戦となった局面。 優位ではあるが、攻めか受けか判断に苦しんでいた。 状況、時間、プレッシャーで、非常に間違い易い局面と思う。 私は、ここから「攻めか受けか決めていない」「読み切れて いない」中途半端な状態なで手を進めてしまい、奈落の底に 落ちていくのである。 超難解な終盤戦、あなたは乗り越えられますか? 後手(南園)優位+721(激指し14) *局面は、先後、逆に表示しています。

第5問 【A級リーグ4回戦 対TOTO将棋会 三将戦 30分切れ負け】 128手目△3三金打まで
持ち時間:南園5分 相手1分30秒 というところ 先の対局の続きである。図の私の指し手、△33金打ち??? 本人的には意味はあるのだが、はっきり言って意味不明。 残り時間1分30秒で、私の玉を寄せ切れれば勝てます。 さて、どう寄せましょう。 *局面は、先後、逆に表示しています。

第6問 【A級リーグ5回戦 対朝日クラブ 3将戦 30分切れ負け】 44手目△6五歩まで
持ち時間:南園25分 相手25分 というところ 最終戦である。4戦全勝チーム同士の対局。 勝った方が、優勝である。状況は、はっきりしていた。 個人的には、4回戦がはっきり負け将棋で、落胆が大きく (「あんな将棋を指してしまって・・・」)、精神的に 厳しい状況だった。 よって、作戦など考える余裕は無く、5回戦は「ノープラン 総矢倉」で右玉に対抗することとなった。いいところは、 時間を使わないで済むという点だけである。 図は、後手(相手)が△65歩と突いてきたところ、この ような局面での処置は・・・、皆さんお分かりですよね?


ホームに戻る inserted by FC2 system inserted by FC2 system