2022年 第41回西日本団体対抗将棋大会


朝の開会式次第と優勝旗返還


A級 パナソニックグループ@ Aクラス2連覇達成!


パナソニックグループ@の対局結果 (A級優勝)  ※対戦相手(下段)の敬称略
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
A級予選
1回戦
神戸市役所A 脊尾

北垣
加藤

山根
阪口

寺内
荒井

西野
三井

福井
5 - 0
A級予選
2回戦
富士通 三井

赤畠
荒井

足立
脊尾

佐伯
加藤

竹村
阪口

竹田
1 - 4
A級予選
3回戦
関西電力 阪口

内藤
三井

川崎
脊尾

中田
荒井

加藤

北村
4 - 1
A級決勝
1回戦
郵政グループ@ 荒井

森栄
脊尾

吉見
加藤

岡田
阪口

宮本
三井

小賀
4 - 1
A級決勝
準決勝
日本生命保険 加藤

泉田
荒井

木口
阪口

三嶋
三井

宮川
脊尾

松岡
3 - 2
A級決勝
決勝戦
パナソニックグループA 脊尾

南園
加藤

荒井

阪口

浅見
三井

渡辺
3 - 2

名前 勝負 通算
荒井 ○○○○●○ 5-1
加藤 ○●○○○○ 5-1
脊尾 ○●○○○● 4-2
三井 ○●○○●○ 4-2
阪口 ○●●●○● 2-4

A級 パナソニックグループA Aクラス準優勝(パナA過去最高成績)


パナソニックグループAの対局結果 (A級準優勝)
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
A級予選
1回戦
日本生命保険 南園
浅見
渡辺


2 - 3
A級予選
2回戦
鳥取県庁 南園
浅見
渡辺


3 - 2
A級予選
3回戦
日亜化学A 南園
浅見
渡辺


4 - 1
A級決勝
準決勝
富士通

浅見
南園
渡辺
3 - 2
A級決勝
決勝戦
パナソニックグループ@ 南園


浅見
渡辺
2 - 3

名前 勝負 通算
南園 ●○●○○ 3-2
浅見 ●●○○○ 3-2
●○○○● 3-2
○○○●● 3-2
渡辺 ○●○●● 2-3

「A級決勝がパナソニック同志って、凄くないですか?」


パナソニックグループ@とAとのA級決勝戦(勝敗は@側からみて)
回戦 チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
A級決勝
決勝戦
パナソニック@
パナソニックA
脊尾

南園
加藤

荒井

阪口

浅見
三井

渡辺
3 - 2


B級 パナソニックグループB 準優勝(パナB過去最高成績)

パナソニックグループBの対局結果 (B級準優勝)
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
B級予選
1回戦
中国銀行 栗尾
飯塚
小野
前田朋
斎藤
4 - 1
B級予選
2回戦
神戸市役所B 栗尾
飯塚
小野
前田朋
斎藤
4 - 1
B級決勝
準決勝
住友化学グループ 栗尾
飯塚
小野
前田朋
斎藤
3 - 2
B級決勝
決勝戦
高知市役所 栗尾
飯塚
小野
前田朋
斎藤
2 - 3

名前 勝負 通算
前田朋 ○○○○ 4-0
小野 ○○○● 3-1
斎藤 ○○●○ 3-1
栗尾 ●△○● 2-2
飯塚 ○●●● 1-3

D級 パナソニックグループC 優勝!(パナC過去最高成績)


パナソニックグループCの対局結果 (D級優勝)
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
D級予選
1回戦
DMG森精機株式会社 木戸
前田健
八百村

三浦
3 - 2
D級予選
2回戦
日本触媒B 三浦
木戸

前田健
八百村
4 - 1
D級予選
3回戦
京都市上下水道局@ 木戸

前田健
三浦
八百村
5 - 0
D級決勝
1回戦
GSユアサA
前田健
八百村
木戸
三浦
3 - 2
D級決勝
準決勝
関西警備保障OB会
三浦
前田健
木戸
八百村
3 - 2
D級決勝
決勝戦
甲南チケット 八百村
前田健

木戸
三浦
3 - 2

名前 勝負 通算
○○○○○○ 6-0
三浦 ○●○○○○ 5-1
木戸 ●○○○●○ 4-2
前田健 ○○○●●● 3-3
八百村 ●○○●○● 3-3

D級 パナソニックグループD 3位(パナD過去最高成績)


パナソニックグループDの対局結果 (D級三位)
回戦 相手チーム 大将 副将 三将 四将 五将 勝負
D級予選
1回戦
GSユアサB 野村
後藤
井上知
井上優
新井
5 - 0
D級予選
2回戦
テクノアソシエ将棋部 野村
後藤
井上知
井上優
新井
5 - 0
D級予選
3回戦
大阪弁護士会将棋倶楽部B 野村
後藤
井上知
井上優
新井
1 - 4
D級決勝
1回戦
長谷工ライブネット 野村
後藤
井上知
井上優
新井
4 - 1
D級決勝
準決勝
JR西日本 野村
後藤
井上知
井上優
新井
1 - 4

名前 勝負 通算
野村 ○○●○○ 4-1
後藤 ○○●○● 3-2
井上知 ○○●○● 3-2
井上優 ○○●○● 3-2
新井 ○○○●● 3-2

集合写真など


南園さんの自戦解説

夢のような気持ちとは、このようなことをいうのだろうか。西日本職団戦Aクラス決勝 大将戦で、脊尾さんと 対局するのである。(有村架純さん(ガッキーでも可)と食事をするのと同じくらいの奇跡だろう。イメージ は、全く異なるが)しかも・・・。

我がパナソニックグループ2は、スリル満点の勝ち上がりで準優勝となった。私の対局を振り返ってみたい。

次の一手形式にしましたので、西日本職団戦で対局しているイメージで一緒に考えてみてください。(解答編は後日掲載予定)


【第1問】 予選リーグ1回戦 対日本生命 大将戦 25分切れ負け

持ち時間:南園15分 相手18分 というところ

初戦から強豪チームである。日本生命のメンバーを見た ところ、関東の準優勝メンバーから浅田名人が抜けただけ のような・・・。

さて、図の局面である。初戦であり硬くなってしまい、 やや守勢となってしまった。

相手が積極的にきた図の局面である。この場合の対処の 仕方は? 居飛車党ならば、必須知識である。

後手(南園)優位-310(激指し14)*先後、逆に表示しています




【第2問】 予選リーグ1回戦 対日本生命 大将戦 25分切れ負け

持ち時間:南園2分 相手5分 というところ

先の局面から優位に進めていたのだが、飛車をとるのに 金銀合計3枚を投入するという失態を犯してしまい図の 局面である。(4筋の金銀3枚を見てください(涙))

図の局面、ここでの対応が敗戦につながるきっかけとなった。 後日の振り返りで気づいたが、対局時は、何も感じずひょいと 指してしまっていた。本当に終盤では、細心の注意が 必要である。(大事なのはとにかく一呼吸おいて指すこと)

あなたは、この終盤戦を勝ち切れますか?

後手(南園)優位-442(激指し14) まだ、優位のようです




【第3問】 予選リーグ2回戦 対鳥取県庁 大将戦 25分切れ負け

持ち時間:南園2分 相手2分 というところ

1回戦、チームは日本生命に負けて、2回戦は鳥取県庁である。 鳥取県庁、県代表クラスの強豪を筆頭に、皆さん均等に力を もった、常に上位進出している強いチームである。

戦前は、個人の力にムラの有る日本生命より勝てないチームと 考えていた。つまり、パナ2は予選敗退目前、崖っぷちだった のである。

さらに、私個人も、1回戦敗戦後に、渡辺さんから「全敗なら 引退です」という最後通告を受けていたのである。 *まさに、金〇が縮み上がる状況だったのである。

図の局面、そんな崖っぷちの状況の最終盤。さて?




【第4問】 予選リーグ3回戦 対日亜化学A 大将戦 25分切れ負け

持ち時間:南園8分 相手8分 というところ

2回戦で何とか引退から逃れ、迎えた3回戦、対日亜化学A戦。

チームは、鳥取県庁に奇跡(?)の勝利をおさめ、予選通過に 優位にたったが、ここで負けると全く意味がない。私としても、 負けられない対局である。(ちなみに、日亜化学Aは2連敗)

図の局面。相矢倉から、2筋を詰め優位にたったが、その くらいで勝敗はつかず、互角となっている。中盤の難所で、 さらに対処に困る手が飛んできた。

難しく、息苦しいが、この終盤くらいならば乗り切って、 勝てるようにならないといけない。どう対応していきましょう?

互角(激指し14)




【第5問】 予選リーグ3回戦 対日亜化学A 大将戦 25分切れ負け

持ち時間:南園4分 相手8分 というところ

先の局面から、柄にもなく私は受けに回った。図の局面である。 ここでは、相手の方の次の一手を考えてください。

攻めも細心でないとすっぽ抜けます。 *実戦では、うまく寄せ切られました。

互角(激指し14)



パナ2は、予選を通過した。しかし、しかし、本当にぎりぎりの通過だった。(鳥取県庁が日本生命に勝って いたらアウトだった)私の3戦目の敗戦が、致命傷になる可能性もあった。

私、個人は、1勝2敗・・・。かつての爆発力は影を潜め、小ぢんまりした大将に成り下がっていた。

決勝トーナメントは、ラッキーポジションを与えられ、1回戦不戦勝。戦わずしてベスト4となった。 (くじを引く前にその場所を与えられていた。神の見えざる手が働いたのか・・・。まぁ、ラッキー!)

そして、準決勝の富士通戦、チームは大きな決断をするのである。(というか必然的に)




【第6問】 準決勝 対富士通 4将戦 25分切れ負け

持ち時間:南園20分 相手22分 というところ

準決勝、私は大将の席を離れ、4将で対局。そうついに、 強豪富士通戦を迎え、オーダー変えを実施した。 新人二人の若い頭脳ではじき出した、最も勝てる可能性の ある席順としたのである。チームの情況、成績を考えると 必然の決断だった。

図の局面。どう指しても、まだ、互角の局面です。 が、今までのもやもやを払拭するために、積極的に行く。

互角(激指し14)

積極策が功を奏し、快勝となった。チームもまたもや 奇跡の勝ち上がり・・・。(詳細は、解答編にて)




【第7問】 決勝戦 対パナソニックグループ1 大将戦 25分切負け

持ち時間:南園22分 脊尾さん20分 というところ

ついに決勝である。相手は、脊尾さん。冒頭に述べた気持ちである。

引退の危機も回避した、富士通戦でチームに貢献できた、 どちらが勝ってもパナソニックが優勝・・・。

もはや、勝敗は関係ない。プレッシャーも、雑念もないの である。純粋に将棋の手だけを考える境地となる。

その境地を具現化したのが、図の局面である。私の手を 見ていただきたく、次の一手としました。

互角(激指し14)

実は、前述した鳥取県庁戦も同じ局面が出現。同じ大会 で同一局面は初体験でした。




【第8問】 決勝戦 対パナソニックグループ1 大将戦 25分切負け

持ち時間:南園8分 脊尾さん5分 というところ

純粋に手を追求する境地の私は攻めない。脊尾さんの手に乗って指し進めていった。

結果、図の局面。優位になっている。しかし、今日の私は、 まだ、攻めない。手厚く指すことを心がけて指しました。さて?

後手(南園)優位-570(激指し14)




【第9問】 決勝戦 対パナソニックグループ1 大将戦 25分切負け

持ち時間:南園5分 脊尾さん3分 というところ

図の局面。私の将棋人生で、最高の局面となった。

脊尾さんには、感謝の気持ちしかない。将棋部総監督のまとめ 役から、大会参加の雑務、はたまた、練習で皆を鍛えてくれた。

感謝、恩返しの気持ちが図の局面である。 (なんか違いますが、まぁ、感慨深くまとめさせてください)

後手(南園)気持ち 10,000,000点(激指し14 判断不能)              →ソフトに私の気持ちは分かるまい



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