アリーナ立川立飛 開場前の様子
開会式前の様子
回戦 | 相手チーム | 大将 | 副将 | 三将 | 四将 | 五将 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
トーナメント1回戦 | 厚生労働省(1) | 田尻 ○ 吉永 |
脊尾 ○ 渡辺 |
加藤 ○ 中井 |
荒井 ○ 飯塚 |
関 ○ 秋田 |
5 - 0 ○ |
トーナメント2回戦 | 農林中央金庫(1) | 田尻 ○ 高橋 |
関 ○ 津川 |
脊尾 ○ 房谷 |
荒井 ○ 古川 |
加藤 ○ 小池 |
5 - 0 ○ |
トーナメント3回戦 | ヤマダホールディングス(1) | 加藤 ● 羽鳥 |
田尻 ● 山口 |
荒井 ○ 松田 |
脊尾 ○ 武井 |
関 ● 中村 |
2 - 3 ● |
名前 | 勝負 | 通算 |
---|---|---|
荒井 | ○○○ | 3-0 |
脊尾 | ○○○ | 3-0 |
田尻 | ○○● | 2-1 |
加藤 | ○○● | 2-1 |
関 | ○○● | 2-1 |
チーム合計12勝3敗の高勝率。これで勝てないのはつらい。
トーナメント2回戦 農林中央金庫(1)戦の対局風景
陣形の差でここでは既に後手有利。ヒント:△4五歩の前に一工夫。
三間飛車対4五歩早仕掛け。後手が捌けて有利な形勢だが、どう攻めて優位を拡大するか?
1手目は振り飛車党の人なら一目かもしれませんが、私は対局中5分くらい考えてしまいました。
2手目は飛車で受けたとして、3手目は少し見えにくいですが俗手の好手です。
後手陣がバラバラの瞬間をとらえて、仕掛けを考えたいところです。揺さぶりをかけてください。
2手目は銀で受けたとして、3手目は戦線拡大の好手です。
△8五歩▲同歩、と突き捨てた局面。3六飛が自陣に直通になっているので、忙しい局面。
指した手が必ずしもAIの最善手とは限りません。難問です。
ヒント:△2四角の利きを生かして、先手玉への寄せを睨みつつ、手を渡す手順は?
終盤の寄せ合いの局面。どっちが勝っているのか?
実戦はここで大悪手を指してしまったわけですが、正しくはどう指すべきだったか?
正解は△8六歩です。第一感は△4五歩だと思いますが、▲7四歩、△6四角、▲6五歩で角の行き場がありません。 先に△8六歩、▲同歩の突き捨てを入れておけば、先ほどの手順中の▲6五歩に対し△8六角と出ることが出来ます。 本譜は△8六歩に▲同角と取りましたが、以下、△4五歩、▲7四歩、△6四角と進み、後手が優勢です。 △8六歩は単なる突き捨てではなく、読みの入った一手でした。
正解は△3五歩、▲2六飛、△4九銀です。△3五歩の桂頭攻めが手筋の一手です。
これがなかなかうるさい攻めで、先手は味よく受け切ることが出来ません。
本譜は▲2六飛と浮いて守りましたが、続く△4九銀が気付きにくいですがこれも手筋の一手です。
△1五角の筋なども残っていて、後手の攻めが切れない局面になり、以下は短手数での快勝となりました。
普段は居飛車専門ですが、最近は相居飛車の後手番に自信が持てず、本大会は先手番なら相掛かり、後手番なら三間飛車の予定でした。
正解は▲6八角、△3四銀、▲5五歩です。 後手が銀冠に組み替える瞬間を捉えて、▲6八角と揺さぶりをかけます。 本譜は△3四銀と上がって3五の歩を守りましたが、銀が中央の守りから離れたため、 ▲5五歩の戦線拡大が味の良い一手です。 以下、先手が5筋を突破する展開になり、優勢を保ちながら終盤に突入しました。 終盤はチェスクロックのたたき合いになりましたが、勝ち切り2連勝となりました。
正解は△4五歩、▲1一角成、△4六歩です。
後手は2四の角を使いたいので、△4五歩と突きます。先手は当然▲1一角成と香車を取ってきますが、
じっと△4六歩と取り込んでおきます。
△4七歩成、△5七歩成、△3三角、△8六歩、△9五歩など、後手に手段が多く、先手はまとめ切れないでしょう
というのが、後手の主張です。
このまま形勢不明の終盤戦になりましたが、最後は時計の叩き合いの中、詰まない先手玉を無理やり詰ませて辛勝となりました。
昔、まだ大学の将棋部だった頃、普段は居飛車党の人がたまに気まぐれで指す振り飛車のことを「しょんべん振り飛車」と呼んでいました。
やや下品な言葉ですが、意味合いとしては本筋でない下手糞な振り飛車、というようなニュアンスでしたでしょうか。
30年以上前の懐かしい思い出です。
正解は△3七成桂です。
銀が取れるところをあえて桂を取り、しかも玉を上部に逃がしそうなので、非常に指しにくい手ですが、盤上この一手の好手です。
以下は、▲3七同玉に△4五桂と王手します。対して▲4六玉と上に逃げた場合は、△4三金として後手が勝ちます。
▲2七玉と逃げたほうが難しいですが、△9七龍(△8七龍)が絶好の一手で、難解ながらも後手が勝ちそうです。
本譜は、最初の△3七成桂のところで△4三同角とやってしまい、王手龍取りを食らって万事休す。チームも万事休すとなりました。