脊尾詰ダウンロード 将棋所/ShogiGUI対応版(2017年5月20日)
  脊尾詰 ShogiDroid対応版(2020年6月23日リリース)

パナソニック将棋部の中心メンバーの一人である脊尾が、大学在学中にAI分野の探索アルゴリズムを研究した成果として、1997年に史上最長手数の詰将棋「ミクロコスモス」(1525手詰)をコンピュータソフトとして初めて解き、一世を風靡したあと、しばらく化石となってしまっていたあの「脊尾詰」が復活!
Windows版の将棋GUIソフトとして広く使われている「将棋所」に今回対応しました。
同じく、Windows版の将棋GUIソフトとして広く使われている「ShogiGUI」にも対応しています。(2017年5月30日追記)
また、「脊尾詰」をスマホやタブレットなどモバイル用途で使いたいというご要望にお応えして、Androidで動作する将棋GUIソフト「ShogiDroid」に、新たに対応しました。(2020年6月23日追記)
詰め将棋の解答専用の思考エンジンとなります(指し将棋は非対応です)。

基本的なアルゴリズムは20年前とほとんど変わっていませんが、その間パソコンのハードウェアも進化しましたので、現在でも下記のような用途で十分に実用的に使えるのではと思います。

脊尾詰 Windows版ダウンロード

下記リンクをクリックしてダウンロードし、圧縮ファイルを解凍してください。

SeoTsume1.2ダウンロード (2017.5.20)

■使用承諾条件 ■Old Version

脊尾詰Windows版の動作環境

将棋所が動作する環境であれば、動作するはずです。

脊尾詰Windows版の使い方

  1. 将棋所またはShogiGUIをあらかじめパソコンにインストールしておきます。
  2. 脊尾詰のzipファイルを任意のフォルダに解凍します。
  3. 将棋所(またはShogiGUI)を起動します。
  4. 将棋所(またはShogiGUI)に脊尾詰の実行ファイル(SeoTsume.exe)を登録します。
  5. ハッシュメモリのサイズを指定します。1997年にミクロコスモスを解いたときのサイズは224MBです。大概の詰将棋はこれで十分ですが、もっと難解な問題を解きたい場合はパソコンの搭載メモリを確認したうえでさらに値を増やすと良いです。
  6. 余詰の確認を実行する場合は、脊尾詰のオプションを設定します。 詰将棋創作以外の用途では設定不要と思います。
     「Do_YoTsume_Search」: 本手順を検出した後、引き続き余詰の検索をするかどうか設定します。
     「YoTsume_Second」: 余詰検索の実行時間(1秒〜3600秒)を秒単位で設定します。
  7. 設定の方法など、詳しい使い方については、将棋所の使い方ページShogiGUIの使い方ページをご覧ください。
  8. 余詰検索をしない場合は、詰手順が1つ見つかるとただちにそれを解答して終了します。思考アルゴリズムの性質上、最短手数で詰めることが保証されないため、稀に変化別詰を解答してしまう場合がありますことをご了承ください(この場合は残念ながら余詰検索の効果はなくなります)。
  9. 余詰検索をする場合は、最初に見つけた詰手順をベースとして、この手順から分岐する別の詰手順を「YoTsume_Second」で設定した時間の間、最大20通りまで検出して表示します。
  10. 余詰検索の終了時には、最初に見つけた詰手順を本解答として出力しますが、途中で中断を押した場合は詰手順が出力されませんのでご注意ください。また迂回手順や非限定手順など、本来余詰ではなくキズとして扱われる手順を余詰として指摘する場合があることをご了承ください。

【2018年12月8日追記】
下記のサイト(81将棋.COM)にて、脊尾詰の使い方を図面入りで分かりやすく解説いただいています。ありがとうございます。
詰将棋を解くソフトを無料でダウンロード!余詰チェックも可能!!

脊尾詰 Android版ダウンロード

下記リンクをクリックしてダウンロードし、圧縮ファイルを解凍してください。

SeoTsumeAndroid1.0ダウンロード (2020.6.23)

■使用承諾条件

■Old Version

脊尾詰Android版の動作環境

ShogiDroidが動作する環境であれば、動作するはずです。

脊尾詰Android版の使い方

  1. ShogiDroidをあらかじめアンドロイド端末にインストールしておきます。
  2. SeoTsumeAndroidのzipファイルを任意のフォルダに解凍します。以下のようなフォルダ構成になります。
    SeoTsumeAndroid-1.0
       Lreadme.txt
       LSeoTsume-arm64-v8a
       LSeoTsume-armeabi-v7a
       LSeoTsume-x86
       LSeoTsume-x86_64
  3. ShogiDroidを起動します。
  4. ストレージのShogiDroid/engineに上記をフォルダごとコピーします。■ご参考ページ:手動インストール
  5. ShogiDroidメニューの「エンジン選択」でSeoTsumeAndroid-1.0を選択します。
  6. ShogiDroidメニューの「設定」を開き、ハッシュメモリのサイズを指定します。
     ShogiDroidでミクロコスモスを解くには、256MB以上に設定する必要があります。
     思考動作中に、Android端末の動作が重くなったと感じた場合は、ハッシュメモリのサイズを下げることを推奨します。
  7. 余詰の確認を実行する場合は、脊尾詰のオプションを設定します。 詰将棋創作以外の用途では設定不要と思います。
     「Do_YoTsume_Search」: 本手順を検出した後、引き続き余詰の検索をするかどうか設定します。
     「YoTsume_Second」: 余詰検索の実行時間(1秒〜3600秒)を秒単位で設定します。
  8. 棋譜ファイルを開く、または局面編集をして、詰みを調べたい局面にします。
     詰将棋の問題でも、実戦の指し将棋の局面でも、どちらでも構いません。
     思考開始時の手番と反対側の玉に対する詰め手順を調べることになります。
  9. ヒントボタン(!マークのボタン)を押して、検討モードにすると、思考を開始します。詰みが見つかるか、もしくは詰まないと分かるまで、思考を継続します。
    詰まない場合は、「投了」を表示しますが、「不詰」と同じ意味です。(指し将棋機能である検討モードを使用しているため、「投了」表示になります。)
  10. 余詰検索をしない場合は、詰手順が1つ見つかるとただちにそれを解答して終了します。思考アルゴリズムの性質上、最短手数で詰めることが保証されないため、稀に変化別詰を解答してしまう場合がありますことをご了承ください(この場合は残念ながら余詰検索の効果はなくなります)。
  11. 余詰検索をする場合は、最初に見つけた詰手順をベースとして、この手順から分岐する別の詰手順を「YoTsume_Second」で設定した時間の間、最大20通りまで検出して表示します。迂回手順や非限定手順など、本来余詰ではなくキズとして扱われる手順を余詰として指摘する場合があることをご了承ください。
  12. (ご注意)検討モード実行中に、駒を動かして指し手を進めることが操作上、可能ですが、局面を1手進めると、反対側の玉に対する詰み探索になるので、ご注意ください。基本的には、詰め思考中に、駒を動かさないようにしてください。
  13. 解答終了後は、読み筋をタッチすると継ぎ盤で詰手順を表示することができます。また、読み筋を長押しすることで、詰手順を分岐に追加したり棋譜コメントに追加することができます。■ご参考ページ:検討する

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